ケツの皮がむけた。
摩擦に耐えきれなかったらしい。
1度目の滑走で感じた痛みに正直になればよかった。
ローラー滑り台を連続5回滑走したことによる、尾骶骨左上、ケツの皮剥離ー。
損傷部を鏡に向け、確認するために捻じった体は、まるで惨めさを絞り出す雑巾のようだった。
事件性があるか、を問うとしたら、明確に
「それはない」と答えられる。
15キログラムの4歳児を膝の上に乗せて滑ることがもたらしたものは、その瞬間の楽しさと、その後の
これほどまでに自己責任で、あくまで事件性のないと言える案件はないだろう。
ここでの争点は、ローラー滑り台を滑ることとケツの皮がむけることの間に因果関係があるか、と、ケツの皮がむけることを予見可能であったかの2点である。